上海に引っ越してきたからには、日本でも引っ越しをしてきたのだけれど
これがもう本当に大変だった…
海外に引っ越す時の運搬方法は3つあって
1つ目は手荷物として自分で運ぶ
2つ目は航空便、3つ目は船便なんだけれど
これは荷物を出す時期を分けられるのですよ。
例えば航空便を最初に出してから、船便を出すとか。
でも、我が家はぜーんぶ同時にやったのですよ。
ええ、ええ、そりゃあもう、大混乱ですよ。
なのに折からの放射能事故の影響で
引越し荷物に食品を入れるのがNGになってしまい
土壇場になって、買いだめておいた日本製食品は全て手荷物にしなければらならなくなり
大混乱に更に拍車。
しかも、引っ越し当日、業者さんは指定の時間ぴったりにやって来る。
(って、これはいいんだけど)
そして挨拶もそこそこにいきなり
「で、これは船便ですか?」
当然、私、しどろもどろ…
でも業者さんはそんな私に畳み掛ける
「じゃ、これは?」「じゃ、これは?」と。
そんなやりとりを数回繰り返した後に私、プチ切れ。
「これってどれですかっっ!!」
ハウンドドッグの大友さんを少し痩せた感じにした業者のボス
そう、まさに「フリーター、家を買う」みたいな感じのおじさんにいきなり切れる客の私。
その後の大友おじさんの指示は具体的になりましたけど。
そんなこともありつつ、娘もぐずりつつ
(作業中に昼寝もした。大物だ)
とにかくてんやわんやに引っ越し作業が終了したわけで。
きっと、今頃、ヘンテコリンな物が大層に梱包されて海を越えているんだろうな~
とにかく引っ越しの感傷とか吹っ飛ぶくらいの勢いだったのですよ。
帰任の時はもうちょっと計画的にしようと心に誓ってますよ、すでに。
引っ越しを終えて、飛行機に乗ってしまえばとりあえずは「やれやれ」なわけで。
いつもの旅行みたいに機内でお酒は飲めないけれど
今回は海外赴任だったので、ビジネスを取ってもらったのだけど
娘、美味しそうなチャイルドメニューに一切手をつけず。
「あ~あ、もったいないからちょっと位は食べなよ。
次、こんなの食べられるの帰任の時かもよ?」
という私の心の声を無視して、手持ちの「集まれ!ワンワンワンダーランド」のDVDを見まくる。
そして、私の上でお昼寝。
「せっかくの1席なんだから、自分の席で寝よーよ…」
とこれまた私の心の声。
と、そんなこんな、バッタバッタと上海へ到着した我が家なのでした。